「日本一周」について蘊蓄を傾けよう

　    ▼日本一周への準備をどうします？
　

急に思い立った、ということにしましょう。

腕が、足がうずうずしています。いや、ムズムズでしょうか。一刻も無駄にできないような、もう居ても立ってもいられない。そんな自分になったことがありますか。

もしかしてあなたは猪突猛進型？　いや、そういうこととしましょう。思い立ったが吉日、とも言います 。

　　「さあ、行くのだ！」

　　「出発だ！」

思い立ったその時が、時である、と自分に言い聞かせてきたのだから、さあ、思い立った。思い立ったから動く。動くのだ。動け、動けえ！

　　「さあ、直ぐに出発だ」

　　「取り合えず出発！　出発！」

　

あなたはそんな風に後ろも脇目も振ることなく出発するかも知れせんね。

えっ、もう出発してしまった、ですか！？ 　いま、どこですか？　

自転車で、ですか？　オートバイで、ですか？　それともこの筆者がそうしたように歩いて歩いて、時にヒッチハイクというこでしょうか？

現地でこの文を読んでいるところですか。だったら、この文を読むこともなく、準備をされて出発されたということですね。まあ、大体どうすれば良いのか、想像力を働かせば、判ることかと思います。

　

準備なんて、いらん、いらん！　住みなれた日本のこと。なにも特別の準備も必要ない。そのまま、普段着のままで出かければよい、と。

陸続きだし、北に向って行けば、北海道だ、南に向って行けば、九州だ、沖縄だ。そして海へと出る。

　

あっ、 ちょっと、ちょっと待ってください。

季節はいつのことを言っているのでしょうか？　

普段着のままであったとしても、ご存知のように、 日本には春夏秋冬と、気温の変化が土地によっては極端でありまして、、、、、ですから、、、、、

普段着で出かける、オーケー！　でも、季節が冬だったら？　

それに、どっちへ行くのでしょうか？　北？　南？

北、冬は寒い。南に住んでいるひとが普段着のまま北に来たとなると、辛い思いをします。例えば、冬の北海道、ロマンチックに聞こえないこともないけれど、普段着とは？　オーバーなことは言わない。でもオーバーが必要ですね。オーバーは普段着とは言わないでしょう？ 　普段着のほかにオーバーも着て行きましょう。

　

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普段着、簡単な身嗜みで特別に何か誂ることもない。そのまま、家から飛び出す。気が付いてみたら、移動中であった。今晩はもう住みなれた同じ家の屋根の下には寝ていないだろう。

用意周到に準備をする人もいれば、準備らしい準備もせずに出かける人もいるでしょう。

普段着で出かけるとは、いわば日常の服装のまま、旅用に特別の服装になって行くことではありません。普段着のまま出掛けて、必要になったら、その時、対処する。旅先の現地で購入することも可能でしょう。

　

準備は必要ないでしょうか？　準備に準備を重ねていたら、準備に終わってしまい、いつ出発するのか、目処がつかなくなってしまうかも知れません。

　準備ができるまで出発はしない、というのが普通の考え方、妥当的でしょう。

　

　

▼準備する、

　　「内的な」準備と「外的な」準備がある、と考えましょう。

　

　　「内的な」準備が先でしょうか、それとも「外的な」準備が先でしょうか？

　　後先はあまり重要ではない？

まず、「旅に出よう！」という思い付きがある筈です。これなくして、旅の出発はあり得ません。出発前に旅への意思があります。

　

　　○「内的な準備」とは

　　”目には見えない”準備のことですね。 心の準備とでも言いましょうか。自分は旅に出る、と心が体と一緒に付いてゆくようにしましよう。心と体、先ずは心が先です。上では、普段着ですぐにでも出かけよう、と体の感じるままに出発することを示唆しているかのようですが、先ずは心が決まっていないと出掛けられないものです。

　

　　○「外的な準備」　　

　　日本一周の期間、場所によりましょうが、衣類とか旅支度を考える。なるべく気　楽に動き回れるように荷物は少なくしたいものです。旅をしているのでなく、”恰も重い”荷物”の場所移動に自分が付き合っているといった風情にならないようにしましょう。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　

つづく